オリーブオイルができるまで
オリーブオイルが実を付けるのは1年に1度
オリーブオイルってどのように作られるかご存知ですか?
ここでは、どなたでもわかるように簡単にオリーブオイルができるまでをご紹介します。
1月~4月
来年オリーブの実を収穫するために選定と土づくりが始まります。
5月上旬~5月下旬
オリーブの花が咲きだします
6月~9月
梅雨と台風の時期がやってきます。
支柱を建てるなどしてしっかりオリーブの木を守ります。
また、夏はもっとも害虫が発生しますので、虫がつかないように駆除します。
強い殺虫剤は使わないので、1本1本、人の手で見て確認メンテナンスします。
10月~12月
10月頃から収穫が始まります。
収穫して、状態の良いものだけを選び抜き
12時間以内に搾油してオイルにしていきます!
12月上旬~中旬
搾油したオリーブオイルをボトリングします。
12月下旬~年始
ラベルを貼って遂に販売開始です!
※オリーブの実を脅かすのは虫だけではありません。
鹿やイノシシといった害獣からもオリーブの木を守るため
年間通してメンテナンスを行っています。
やまねこオリーブのオリーブオイルができるまで
オリーブは、植えつけから数年経たないと実をつけないので、栽培を始めてすぐに収穫はできません。
自分の畑とは別に、私は運よくオリーブ関係の仕事に就くことができ、自分の畑以外でもオリーブを栽培しながら知識や経験をつけることができました。
夫婦それぞれに仕事を持ちながら、自分の畑を管理するには、思うようにならないこともたくさんあります。
でもその分、たくさんの経験ができ、出会いがあり、天草で熱意を持ってオリーブ栽培をしている農家仲間と試行錯誤、刺激しあいながら進んできました。
自分の畑も少しずつ増え、現在は下浦、五和町の城河原と御領、そして佐伊津町と全部で4ヶ所の畑があります。
畑の環境・条件は様々です。
2014年から引き継いだ下浦は海が見える段々畑。
木は植樹から数年が経っていましたが、それまで十分な世話ができていなかったのか、なかなか実をつけてくれませんでした。知識も経験もない状態から手探りで世話をし、たくさんの学びをくれた畑です。
2015年から借りた城河原は当初、草や木が生い茂る雑木林でした。
土地の開拓からひとりで始めました。その後、佐伊津町、御領の畑と規模を拡大し、現在は全部で20品種以上、約700本のオリーブを育てています。
実の付き方、成長スピードもそれぞれで苦労も耐えませんでしたがようやく今年度(2019年)、すべての畑のオリーブがたくさんの実をつけてくれました。